自称保育者と思い続け、気持ちのうえでは「まだまだ若いもんに負けない」と思
っている私は、
時間がある限り子どもたちの遊んでいる姿を観ています。
子どもから離れると時差が出て、子どもの世界に入れなくなるのではないかという不安がいっぱいです。
以前はゴーカイジャもプリキュアもすぐ覚えられたのに
今はどんなに頑張ってもすぐに忘れしまいます。
先生たちの手遊びを見ても、リズミカルな新しいものバージョンのものばかりで
私が知っているものはレトロというものになってしまいました。
でも、体力、記憶力が落ちても、好きなものならまだ私の入る余地があるとおもいながら
私が楽しんでいるのが、子どもたちと絵を描くことです。
先日、運動会の思い出の絵を描きましたが、今まであまり好きでなく、どちらかというと、描くことをいやいやしているHくんが、
2日がかりでパラバルーンの絵を描いていました。
その後、絵の具でパラバルーンを色づけ、一人一人体操服に緑色を塗りながら
「先生!なんか楽しくなってきた。」と言いました。
私はH君の楽しそうな顔をみて、鳥肌がたちました。
H君は自分に出会ったと思ったからです。
そうなんですよね。レトロで忘れっぽくなっても、子どもたちといることが楽しく思えることが一番。
また、H君に力をもらいました。
次々と出来上がる、子どもの力作を観ながら、ワクワクしています。
みんなが完成したら玄関に飾ってあげようと思います。