最近、スタッフルームに勉強をしにくる子どもたちが増えています。
以前、私がスタッフルームで書類を作っていたら、
年少組の子どもたちが入ってきて、T君が
「るみこ先生なにしているの?」と聞きました。
「どうしたらいいんかな?って考える勉強しているの」と 答えると
「Tも勉強したい!」と言ったので、私は
『じゃ、この紙で勉強したら」とミスプリントの紙と鉛筆を出してあげました。
集まった子どもたちは細かい迷路をかいたり、似顔絵をかいたり、丸の象りをしたり、
バックを作ったり、それぞれ好きなことを始めました。
「勉強って楽しいね」
ミスプリントの紙を使いたいだけ
使ってのお勉強の中身は
ばらばらで、自分の好きなことを
していました。
「ねぇねぇ!お勉強って楽しいね~。」
「でも、むずかしんだよ。真剣にしないと計算間違えなんだよ」
「うちのおにいちゃん、勉強きらいっていっとった。」
「勉強ってABCもあるんやよ!」
みんなスタッフルームでちょっと背伸びしながら、
好きなことをしています。
「もうそろそろ、勉強終わりにしてもいい?」と、私は子どもたちに聞くと
口をそろえて
「ま~だ。今一生懸命頑張っているんだから」
底に、先生が来て「でもいまから、ホールで楽しいことするんだよ。」
「それでも駄目、まだできていないもん」
勉強熱心な子ども達は自分の納得するまでやめることができません。
「わかったよ。じぁ終わったら、きてね」と先生と約束をしてからは
「急がんと、はやくせんと・・・・」と自分で見通しを持とうとしていました。
この時期、自分のしたいことにじっくり向き合う経験ができるといいなぁと思います。
それにしても
「勉強大好き」って言っている子どもの言葉を聞いて
いよいよ馬場幼稚園も知識が伸びるときだからを、
ドリルを始めたのではと思われた方もおられるのではないかしら。
子ども達のいうお勉強は
スタッフルームで井戸端会議をしながら、自分の好きなことをする時間のようです。