2月は、あちこちの幼稚園や小学校でインフルエンザによる学級閉鎖の話をよく聞きました。
「馬場幼稚園はどうですか?」と聞かれることも多かったのですが、子どもたちはみんな元気で、心配する様子は全くありませんでした。
けれど園長の私は、ふと心配になりました。
「もし3月になって馬場幼稚園でインフルエンザが広がったらどうしよう…。お休みの子のために、卒園式を2回しなければならなくなるかもしれない。」
そう思い、「せめて1週間はマスクと手洗いをしっかりして、万全にしよう」と考えていました。
すると土曜日、年長組の担任から「インフルエンザになりました」とメール。
そして日曜日には、もう一人の担任から「インフルエンザかもしれません」と連絡が入りました。
まさか、まさか…。
卒園式を1週間後に控え、年長組の担任2人がインフルエンザでお休み。
40年近い園長経験の中で、こんなことは初めてです。
でも、いざとなったら頑張る馬場パワー。
子どもたちには
「先生が来るまで、自分たちでやってみようね」と声をかけ、
先生たちには
「みんな、助けて!」とお願いしました。
こうして始まった卒園式ごっこ。
少しあくびが出たり、姿勢が気になったりするところもありましたが… なんと、ほぼ完璧。
手伝いに来てくれた、たんぽぽ組の頃に関わってくれた先生は「大きくなった。しっかりしてびっくり」と目を細め、
ばら組時代の担任は「感動したわ」と声をかけてくれました。
40年近い園長生活でも初めての出来事でしたが、その中で見えた子どもたちの成長と先生たちの温かい支え合いに、改めて馬場幼稚園の力を感じました。
『ゆり組の先生早く良くなってくださいね』