園庭の菊桜が満開となり、鯉のぼりが元気に泳いでいました。
ゆり組の子どもたちが記念撮影をしています。
菊桜とは、八重桜の一種で、花びらが多数重なって菊のように咲く桜の総称です。特に、花弁の数 が八重桜は一般的に10枚~130枚程度の花びらを持つことが多いですが、菊桜は花弁数が300枚以上になることもあります。その特徴的な姿から「菊桜」と呼ばれ4月下旬から5月上旬にかけて開花し、ソメイヨシノが散った頃から咲いています。
はじめ濃紅色だったつぼみは、開花とともに次第に淡紅色に変わり、そして、花の終焉の頃は、白に近いピンク色に変化するのも特徴です。花びらは一枚一枚散るのではなく、柄をつけたまま落下するのも、ソメイヨシノとは違います。二段咲きするものもあるそうです
30年前に私は園庭に桜の木を植えようと思いました。その折考えたことは、花の咲く時期も、色も違っているけどそれぞれが美しいということを、桜を見ながら子ともたちに伝えようと思いました。( 今、満開に咲き誇っている菊桜は、ソメイヨシノのように愛でられていないのが残念ですが、葉桜になったソメイヨシノの中で、咲き誇っている菊桜を眺めながら念願が叶ったと、ひとり喜びに慕っている園長です。)



雨が上がった園庭のあちこちに水溜まりができました。ぬかるんだ砂を利用して泥遊びが始まりました。




水を混ぜれば柔らかくなり、乾けば固くなるといった特性や感触を、子どもたちは泥遊びを通して自然と学んでいます。また、涼しい日は泥が冷たく感じ、暑い日は温かいといった温度感も全身で感じながら、泥を固めたり、溶かしたり、崩したり、作ったりを繰り返すし創造力を働かせながら遊んでいます。
(私達はできるだけ長い時間を確保し、じっくりと泥の変化を観察したり、何かを作ったりする子どもたちを見守っています。)