スポーツフェステバルが終わって、ゆり組では様々な友だちのつながりで遊びが展開しています。
子どもたちが園庭でリレーを始めるために集まって、子どもたちだけで役割分担しているのをしばらくウオッチングしました。
人数をそろえるのに四苦八苦して、自分たちで人数確認を始めました。
どこかで「よーいドン」の掛け声かかかり、最初の子どもが走り始めました。次々とバトンを繋いで「青の勝ち!」
スポーツフェステバルの時に一番最後を踏ん張って走ったAちゃんが勝利の雄叫び!をあげました。
負けて悔しかった自分をリベンジしたことを喜んでいるような雄叫びでした。
走っている子どもたちに音楽をかけて応援が始まりました。
応援している子たちがポンポンをもって振付を考えながら踊り始めました。
何回目かに、D君が友だちを追い抜こうとしたとき、足がぬかるみで滑って思いっきり転び、泣きそうな顔でゴールに戻ってきました。
泥のついたバトンの泥を友だちが払ってくれました。ゼッケンの泥を友だちが払ってくれ、D君は泣き始めました。泣いているD君の背中に手を回してトントンしながら友だちが支えてあげていました。
友だちに支えられて切り替えたD君は、笑顔で再チャレンジ、走り始めました。
リレーを遠くで見ていたK君が少しずつ近づき、泥に埋まったフープを掘り起こして置き直しをしました。走る近くに落ちていた金シャベルを見つけ、立ててみましたが、うまくいかず、地面に埋めていました。
この後、スタートに立ち、バトンを受けて走り出すともだちに声援のような声かけをしていました。
こんな形でリレーを楽しんでいるK君を見つけ、子どもの仲間の入り方の見事さに感動しました。
この混ざり方に1時間を要してきました。子どもの底力を発見した園長です。
走り続ける子どもたちの勝敗を記録しながら、「がんばれ!がんばれ!」と応援している子どもたちがいました。10回くらいと思っていたら表の番号は長く長く続いていました。
ゆり組の子どもたちは友だちと一緒に考え、問題解決しながら遊び込んでいました。
もう大人の出番が必要ありませんでした。
一人ではできないことも友だちと一緒だからやれることを体験し、自信を付けている子どもたちの様子に園長「子どもって素晴らしい!」とワクワクしていました。
時々、保護者から「園長は子どものエキス吸ってる」って言われるけど、まさにこの感動を吸っています。