文化ホールの舞台を作るためには、大道具、小道具、衣装、音響、照明が
子どもの表現を助けてくれるように総合的な美しさを求められます。
舞台づくりの素人が先生たちとお話を考え、子どもたちの表現を読み取りながら
準備していく道のりは相当なプレッシャーで押しつぶされそうでした。
今まで使ってきた生誕劇の馬小屋は製作してから、10年の歳月がながれ、
ダンボールの痛みがきつくなっていましたので、思い切って今年作り変えることにしました。
次の10年を思い、今回はベニヤで作りましたから
塗るものはペンキを使用しました。
アクリル絵の具と違い、ペンキで造る色はなかなか思うようにいかず、
塗り上げても、乾いた時には青みが強かったり、深みが無かったりと
想像する石造りの馬小屋とは程遠いものでした。
石をイメージし、立体のハッポーに色付けをして貼り付ける作業に
またまた泣かされました。
どの色とどの色を組み合わせていけばいいのか
貼ってはと遠くから眺めを繰り返し、祝会の前日まで塗り替えていました。
こどもたちの表現がカバーしてくれた馬小屋
赤系の布を小さく切って手袋の形に1枚1枚張り合わせました。
赤系の布集めをするのが最初の仕事ですが、
先生の学生時代のシャツも混ざっています。
以前の劇ごっこでつくった大道具を組み合わせて造った舞台です
11ぴきのねこの話を創作してお話の舞台は
絵本を参考にして考えました。
今回大きな魚の色をつけるためにグラデーションの
描き方の勉強をしました。
衣装のケープは子ども達の洋服の色を抑えて
なるべく猫の世界や海の世界をイメージできるように
色のバランスを考えました
私の好きな劇団四季をいろいろ思い浮かべながら参考にしています。
今回は特に「キャッツ」でした。