タケノコ掘り

ゆり組さんが谷内さんの山でタケノコ掘りに挑戦しました。

 

子どもたちはタケノコがどこにあるか、枯れ葉をかき分け探しています。

 

タケノコ掘り専用の鍬(くわ)は 、長い柄と刃長になったもので、タケノコを傷めることなく、テコの原理で掘り起こすそうです 。地面からちょっとだけ頭を出しているタケノコをみつけるのはかなり至難のわざですが、子どもたちはあちこちで見つける事が出来ました。5センチぐらいの頭が出ているタケノコを探すと周辺にも続けてタケノコが生えている事が多く、根に沿いながら育つている事が分かります。(地下の茎で繋がっているので、その真上にタケノコが生えているというイメージです)

 

タケノコ掘りをする時、おじいちゃんが鍬で周りの土を広めに取り除いて、タケノコが取り出しやすくしていました。このタケノコ掘りをする作業はコツとかなり力がいるようでした。

子どもたちの手では掘れないので、最後のタケノコを押し倒すことを手伝って収穫しました。

 

タケノコの根元には『ぶつぶつ』があります。これは生長すると根になるものですが、たけのこが大きくなるにつれてぶつぶつは数が増えて大きくなり、色もついてくるようです。

タケノコが育っていない時はぶつぶつはほとんど目立たないそうですが、次第に出っ張ってきて、えんじ色になっていくそうです。つまり、このぶつぶつが大きくなり、数も多くなり、たけのこがだいぶ生長しているので、アクが強くて硬いようです。

このぶつぶつがえんじ色から、次第に黒っぽくなり、味も落ちるようで、鮮度を見極める事ができます。

 

子どもたちは収穫したタケノコを持って山をおりました。

体験を通し、自然の恵をたくさん感ずるここができるようにと願っています。