砂場遊びで学ぶこと

砂場遊びはひとりでもできますが、お友だちと一緒に遊ぶこともできます。一緒に何かをつくったり、ごっこ遊びをしたり、役割分担や道具の貸し借りをして遊んでいますが、順番を守るといった場面で、コミュニケーションがうまくいかず、お友だちと揉めてしまうこともあります。遊びながら、子どもたちは少しずつ社会性を身につける場でもあります。

 

「立つ」「座る」という動作を繰り返す砂場遊びは「運ぶ」「積む」「持つ」「掘る」ことで体のバランス感覚も養えます。砂を詰めたバケツを運ぶ、そのバケツを逆さにして、そーっと中身を出す。山を崩さないようにトンネルを掘るなど、微妙な力の加減を覚えることができます。

 

遊具のなかでも、ブランコは「こぐ」、滑り台は「滑る」と使い方が決まっていますが、砂場の遊び方はさまざまです。「今日はどうやって遊ぼうかな」「砂でどんな形がつくれるかな」と、アイデア次第で無限に広がります。そのため、自然と子どもの創造力が高められていくのです。大人も驚くようなアイデアが生まれることも少なくありません。