子どもたちにプレゼントをすると約束し、何にしたらよいかと悩んで
ペンダントを作ることにしました。
私はいつもカメラマンをしているので、子どもたちに心をこめたプレゼントをするより
その様子をカメラに納めるのに必死でしたから、最後に
卒園する子どもたちに「おめでとう!」の思いを込めて、ペンダントをかけてあげようと思いました。
1枚1枚縫っているうちに、一緒に過ごした時間が蘇ってきました。
幼かった子どもたちが大きく逞しく成長したことを嬉しく思います。
29枚時間を見つけてつくりあげました。
29人分ができあがりました。
卒園式のじゅうびが終わったらあげるからと約束したので、
子どもたちは練習が終わると私のそばに集まってきました。
一人ひとりの首にかけてあげました。
「わぁ好きなの貰った!」「○○ちゃんとおなじや」と
みんなそれぞれの喜びを表していました。
こんな素敵な感想を聞けて私のほうが嬉しい気分になり、
「やっぱり、手間暇かけたことに応えてくれるんだ!」
日ごろ、お母さんたちに語っていることを実感しました。
なんでも買える便利な時代だからこそ、手間暇かけた手作りがよく見えるんですね。