年の初めに

元旦の地震をそれぞれの場所で経験した子ども達が少しずつ幼稚園に戻ってきました。

第一日目(4日)に2・3号の保育部門の子ども達が久しぶりに登園してきました。人数も少なかったこともあり、子ども達の表情は暗くあまりお話をしませんでした。未満児の中には不安な表情で泣く子もいました。

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二日目は(5日)たくさんの子ども達が登園してきましたが、先生にくっついたり、誰かが話すと先を競って話し出す子どもたちに、地震の爪痕の大きさを感じました。

「先生、お家がガタガタしたよ」

「ゲームセンターで地震だった」

「ママとパパの額が割れた」

「新幹線止まった」

「おばあちゃん家こわれた」

体験したことを次々と話してくれました。

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私たちは子ども達の心のケアを第一に心がけたいと思います。まず子ども達にいつもより意識して、一緒にいる時間やスキンシップを増やしていこうと思います。そして、一緒に楽しく遊ぶ時間を持っていこうと思います。

子どもの不安に耳を傾け、疑問や心配に思うことには、安心感を与えながら、「今はもう大丈夫だよ」「幼稚園は大丈夫で安全だよ」「神さまが守ってくれるから大丈夫だよ」ということを伝えたいと思います。

大きいクラスの子ども達の質問や疑問には、できるだけ簡潔に説明したいと思います。お母さんたちから「急に地震と言って積み木を壊す」「地震ごっこをして遊ぶ」ので禁止していると聞きますが、子どもが心に抱く恐怖を言葉にすること、そして、伝えたいと思う事を聞いてあげることは、子どもたちの質問に答えることと同じくらい重要と思うからです。

 

まだ言葉を発していなかったり、言葉によるコミュニケーションができない子どもたちにも、先生たちの表情や仕草が、安心感を与えると思います。

子どもの話を途中で止めさせたり、置かれている状況を一方的に判断したりしないで、子どもたちを安心させられるようなことなら、どんなことでもやっていきたいと思います。

お家でもお子様の心のケアをお願いします。

 

おまけ

大きな子どもの万一に備えておんぶ紐を追加しました。

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