金沢市東山のひがし茶屋街界隈から卯辰山山麓にかけて、約50の寺院が散在していて、寺と寺の間の小道を散策しながら四季折々を楽しんでいた散歩道も、地震で無残な姿になっていました。
卯辰山山麓寺院群の中でもとびぬけて美しい「仁王門」があり、金沢市の指定文化財となっている全性寺(わらじ門)の趣のある塀が崩れていました。
本堂が神社様式をとっていることが珍しい来教寺の白壁が落ち、今にも崩れそうです。
紅白の百日紅が美しく、満開の季節になるとテレビに放映されていますが、門の反対の塀が大きく崩れ落ちました。
大晦日に108の除夜の鐘をついた玄門寺の鐘の屋根が大きく崩れ、雨に備えてブルーシートがかけられています。
幼稚園の子どもたちが散歩に出かけ、一休みする場所の一つがこの宇多須神社です。前田利家公を祀った加賀藩社で境内の数か所に忍者が隠れているのを子ども達とみつけるのが散歩の楽しみですが、大きく石垣が崩れて通行止めとなっていました。
左義長の準備がなされていましたが、中止となっていました。
大晦日まで人がぶつかり合うような、混雑を見せていた茶屋街はびっくりするような静まりでした。たまに行きかうのは外国のツアー客でした。
幼稚園のお散歩では茶屋街を歩いて、坂道を登り、卯辰山草木園を通って菖蒲園まで行く道もあちこち竹がおれ、石が転がっていました。
大事な文化財や自然も大きな被害を受けています。
おまけ
私が歩くそばになぜか孫がついてきています。理由を聞くと「お母さんが老人が一人で歩いていて何かあったら大変だから見ていてと言われたので‥‥。」
心遣い…?
確かに 老人か!
一人での徘徊はやめようと思います。