少し早いのですが、今年もしっぽちゃんが台所の窓ガラスに現れました。
そうなんです。やもりなんですが、我が家ではずっと「しっぽちゃん」と呼んできました。
今年は例年より早く、来た子はお腹に2個の卵をもっていました。
手は5本の指があり、吸盤でガラスにくっついていると思っていましたが、毛で引っ掛けているそうです。
やもりは家を守ると言って大事にしていると聞いていましたが、
台所の電気に集まる虫を食べるために来るらしいです。
娘たちが幼い時には、やもりの来るのを心待ちしていました。
あるとき、きた子のしっぽが短く、曲がっていたので「しっぽちゃん」と呼ぶようになりました。
ヤモリは危険があると自分でしっぽを切ってしまうようです。
再生するんですが、元のようにならないからまがったんではないかと、
子どもたちと話したことを懐かしく思い出しました。
成人した娘たちはもう忘れているかもしれないけど、親には昔のことでも走馬灯のように蘇ってきます。
今年の子は卵を抱えてやってきから、今度は子どもを連れてくるといいのにと思います。
しばらく、窓ガラスのしっぽちゃんを眺めていました。
物思う宵が静か更けているようです