すみれ組さんと一緒に夕日寺自然園を散策していると、木の実を見つけたり、虫を見つけたり、草や花を摘んだり、子どもたちの心を動かすもをいっぱい見つけました。
池でザリガニ釣りをしている人を見つけて、すみれさんも棒を垂らして、ザリガニ釣りをはじめました。餌がないのでザリガニは釣れませんでしたが、子どもたちは釣り気分を満喫しているようでした。池のふちに黒いものがウヨウヨ、よく見ると小さな小さなカエルでした。まだしっぽが付いたカエルもいました。カエル見たさに池に近づくと、池の周りのぬかるみに長靴が埋まり抜けなくなり格闘でした。
池のそばに川が流れているので、長靴を洗うのに入ろうとしましたが、深くて長靴に水が入るので断念した子もいましたが、R君は川の中を恐る恐る歩くとだんだん楽しくなり、転びそうになりながら、バランスを取り上まで歩き切りました。大満足そうな笑顔かけてきました。
友達に川の中の歩き方を教えるために、二回目は先頭に立って、友達と挑戦しまたまた嬉しそうに下りてきました。3回目に挑戦したいというほどR君は達成感に輝いていました。
川歩きをしている子どもに憧れ挑戦しようとしたり、あきらめたりでしたが、自分で考え行動するのを見ていると、
『ママがね、長靴かったの』 (本当は川に入りたいのに長靴が短く水が入るから嫌だったのね)
『まぁいいか!』 (長靴がぬれても川歩きに挑戦しようと決めたみたい)
『私だってできるもん』 (友達を見て挑戦を決めたんだね)
『先生できた。長靴ががぽがぽだよ』と言って上から歩いてきたSちゃん、長靴を逆さにすると、水がザァーと出て、嬉しそうでした。
5月から6月ごろ赤い実が黒く熟すと食べ頃のクワの実を見つけました。
自然の中には心を動かすものがいっぱいですが、心を動かすスイッチを子どもが自分で押してくれるように見守っていると、子どもに出会うことができます。