「梅雨だから雨が降るのは仕方ない」と、あきらめるのではなく、「雨の日はザリガニ釣りには最適」と、前向きな先生たちと夕日寺自然園に出かけることにしました。
さすがに、池の周りではお話ができないので幼稚園でみんなで話をしました。
池に住んでいるトンボのヤゴやおたまじゃくしやカエルを、ザリガニが食べてしまうので困ってしまうことを伝えました。ザリガニも食べるものが必要なので、幼稚園のみんながお助けマンになってザリガニを引っ越してあげることにしました。
池につくと土砂降りの雨で、なかなか思うようにザリガニ釣りはできませんでした。
しばらくすると、雨が小降りになり、子どもたちも池の周りに集まり思い思いのエサを手製の竿につけて、池にたらしました。
雨の日はザリガニが釣れると言われた通り、20ほど釣れました。
釣りと同じで、気長に竿を垂らしていることができる子どもはザリガニを釣ることができましたが、友だちが釣れたのであせっしまう子や、場所を転々と変える子は釣ることができず、すごく残念がっていました。
「また今度、つぎの機会には釣れたらいいね」と先生たちは悔しがる子どもの気持ちを受け止め帰り支度をすると、悔し涙のように大ぶりの雨が降ってきました。
子どもたちの気持ちを考えて、またリベンジを考えている先生たちです。