親子参加の森の幼稚園が終わった後、6月に子どもたちが行う田植えのために
苗の仮植えをすることにしました。
親子で角間の里に来て、自然の中でたっぷり遊んで、田んぼの中でどろんこ遊びもしたので、 仮植えのお手伝いは 「ばっちり!」と園長は思っていました。
ところが、参加者にお手伝いをお願いしたところ、なんと希望者ゼロでした。
『えっ!』とびっくりの園長に気を使って、ぽつぽつと手が挙がりました。
私は本気で希望者が多いと思っていました。多かったらどのように、
作業を分けようかと、真剣に考え、少ない予想をしていませんでしたので、
5人の申し出に救われた気持ちでした。
作業するのはこの苗です
金沢大学の先生に苗の分け方の説明をしていただきました。
苗の根をちぎらないようにして、3、4本に分けて植えるのです。
子どもたちがこんな風に植えるそうです
お母さんたちと 手分けをしてあっという間に仮植えすることができました。
6月にはこの苗を子どもたちが田んぼに植えるようです。
最近では機械で田植えをしていますので、手作業を見ることがなくなったので
少しだけの作業をしながら、ちょっと疲れたけど気持ちいいね~と話していました。
昔の人たちは田んぼ一面を手作業でこんな大変なことをしていたんだと思うと
今の人には創造ができないない体力と忍耐力を持っていたように感じました。
便利さが人間を豊かにしてきましたが、本来持っていた力を
退化させてもいるように感じ、子どもたちには収穫物をいただくためには
いろいろな労働があることを体験させてあげようと思います。
お母さんたちにも伝わっていくといいなぁ~。
お母さんたちも