今年も田上で田植えをしました。たくさんのボランティアの人達が昔ながらの方法でお米を育てるためにお手伝いをしてくれます。
子どもたちは長靴では田んぼで足を取られてひっくり返るので、汚れてもいい長い靴下を穿いて田んぼに入ります。田んぼまでの道を安全に歩くことができるように、ボランティアの人が歩く道を作ってくれました。
田んぼの周りに並んで田んぼの様子を観察しました。
子どもたちが来る前に田んぼの水を抜いたので、たくさんのオタマジャクシがかたまってウヨウヨしていました。
田んぼの上に均等な長方形のマスが書かれていました。このマスを描くための専用の道具を使っています。「ころがし」「コロ」と呼ばれる六角形の木製の道具で、これを転がすと田んぼに均等の目印をつけることができ、昔の農作業で実際に使われていたもので、古くから続く伝統的な道具です。描かれた線が十字になっているところに苗を植えることを教えてもらいました。
子どもたちは田んぼに足を入れましたが、線を踏まずに田んぼの中を歩くのは相当バランスがいるので、みんなバランスをとるのに四苦八苦していました。
一人ひとりが順番に苗を植えるのですが、はじめての経験なので子どもたちははじめは恐る恐るでしたが、だんだんやり方がわかってしっかりと踏ん張って田植えをしていました。
田植えが終わると田んぼに水を入れました。子どもたちは田んぼの様子を真剣に見ていると思っていましたが、苗よりオタマジャクシのことが気になったり、アカハライモリがいるのを見つけたり、怖いもの見たさで興奮していました。昨年見つけたサンショウウオがいるかと探しましたが、まだ見つけることができませんでした。次の虫送りの機会に見つけられるかもと期待しています(それって、私だけ?)
田植え頑張りました。日頃泥んこ遊びが苦手な子も田植えでは頑張って田んぼの中に手を入れていました。田植えが終わって子どもたちも大満足でした。
田んぼの近くにモリアオガエルの卵を見つけました。まだ泡の中です。
田んぼの中のオタマジャクシを両手いっぱいに取って見せてくれました。
アカハライモリをかわいいと言う子と怖いと逃げる子(私もこの手は苦手ですが、プロとしては子どもの気持ちに共感して、かわいい!と言いましたが、心の中ではそう思えません。アカハラではなくハラグロかも)
子どもの中から苗にお米がついているのを発見して、教えてくれました。
お米と苗の関係がわかったようです。(体験して大発見!百聞は一見に如かずですね。)