かざかけ
幼稚園の田んぼで稲を収穫して、束ねてしばらく風にあてて天日干しをしました。
そろそろ、お米が乾燥したころということで脱穀をすることになりました。
機械にかければ簡単にできるかもしれませんが、
子どもたちの手で脱穀できないか調べました。
稲からお米をとるには牛乳パックに稲をいれて口を閉め、
引き抜くとお米がとれることが分かりました。
お米の殻をとるにはすり鉢ですれば、籾殻がとれるということが分かりました。
そこで、早速、幼稚園で子ども達とやろうと準備をしました。
家から牛乳パックを持ってきて、すり鉢のある家からを持ち寄り
作業に必要なものをそろえました。
いろいろなすり鉢
早速、稲を牛乳パックに一本一本いれてぬきました。
バリバリという音がしてお米が取れました。
お米のついたのないかな~
お米が牛乳パックにたくさんたまりました
みんなの分を集めてすり鉢に入れて
いよいよ、精米をします
お米の籾殻をとるために、野球ボールでぐるぐると回しすりました。
野球ボールに力をギュ―ッと入れて、すり鉢のお米の上をぐりぐり回していくと、
だんだん籾殻が取れていきました。
みんなが交代でボールを転がすと、もみ殻が外れてきたので
お庭「ふーっ」と息を吹きかえると、籾殻がふわーと飛んで、白っぽいお米が見えてきました
お米がこぼれてもったいない
ぞうりについていないかな?
たくさん藁が集まりました
子ども達は初めての経験でしたが、
みんな一生懸命にお米をを集めていました。
田植えをしたあとも、蚊がわかないようにしたり水田にオタマジャクシをはなしたり
猛暑で水枯れとなり水を足したりしながら、
収穫までをゆっくり待っていることができました。
私たちは収穫というと食べることばかりを考えてしまいますが、
食べるまでにいろいろなプロセスがあることを体験して収穫すると、
収穫の喜びや感動が大きいことが分かりました。
今まで、あたりまえのように見聞きしてきたことも、
多くの人たちの労苦により備えられていたことを知って
改めて感謝することができ、本当の意味の収穫感謝となりました。
今までの収穫感謝!ってこれでよかったのか?
毎年お金を出して行っていた「芋ほり遠足」ってこれでよいのか?
私たちの伝えたい収穫感謝をこれから問い続けていこうと思います。