昔から、困っている人が目の前にいれば、制度やサービスがなくても「自分たちでなんとかしよう!」と行動を起こしてきました。 そして、その行動が広がっていくことによって、あとから制度やサービスが整えられ、社会の仕組みが作られてきたという歴史があります。
まさに“自発性(主体性)”こそがボランティ ア活動の最も大切な要件であると思います。 個人の意志により行動するといっ ても、自己の利益を目的とするものではありません。
今回、馬場幼稚園の先生達と、やむにやまれず被災した子ども達のためにボランティア活動をしています。子どもの心に寄り添って、遊び相手をしているうちに、着替えがないことに気づいて、「いしかわ本舗」を開設しました。
子どもの肌着を集めている内に、避難してくる人がお年寄りになり、大きな肌着が必要になりました。
馬場幼稚園が担当の肌着を、保護者に献品としてお願いしたところ、連日沢山の志の品を頂きました。
海外から仕入れ販売している可愛いベビー服を献品して頂いたり、家にないので買うなら必要な物を準備したいので、サイズを教えて欲しいと問い合わせをいただいたりしました。被災者の方々が欲しがっていた大きなサイズの肌着や、子どもに着せたい可愛い洋服を届ける事ができ、被災者の方々に大層喜ばれました。
昔、幼稚園の近くにお店があった「kurumi」の店長さんが全国の関連のお店に連絡して、子どもの洋服、肌着、靴下、大人のセーターなどをダンボールで届けてくれました。
午後には靴、長靴、靴下、上着、ズボン、セーターなど、またまたダンボールで大量に届けてくれました。
明日には、県外の店が賛同して沢山送ってくれているので、届き次第どんどん持ってくると言われました。
昔、馬場幼稚園の保護者がよく買いに来てくれたので、今度は幼稚園のボランティア活動を支えたいと言われました。
ボランティアとは、自発的であり、創造性豊かに、見返りを求めず、社会に奉仕する事ですが
自発的に支援したい、それぞれの立場で支援しようとする多くの方々に支えられて、ボランティアの輪が広がって行きました。そして、ボランティア精神の美しさ、温かさを再確認しました。
お支えくださった皆さま本当にありがとうございます。心から感謝申し上げます。