ばら組Mちゃんがグミの木の下に入ってニコニコ顔で出てきました。何回もくりかえしています。『なにを楽しんでいるのかな?』
邪魔をしないようにしながらそっと覗いてみました。
グミの木からぶら下がった蜘蛛の糸に、グミの葉っぱがぶら下がりクルクル回っているのを、見ていたのです。
しばらく見ていたMちゃんが、そっと蜘蛛の糸をつかみました。Mちゃんの指でつかんだ蜘蛛の糸についた葉っぱが手の下でクルクル回っていました。Mちゃんは見続けていました。
たんぽぽ組のT君がカップの水を手のひらに流しています。何回も何回も
カップの水を白い容器にいれています。何回も何回も!
水を入れるものをバケツに変え、『これいい!』と言いながら、豆腐容器で入れています。(水が入っている緑のケースの水が少なくなって、カップで汲むより豆腐容器のほうが水を集めやすいと気が付いたのかな)
子どもの遊びを見ていると、『何をそんなに面白がっているのかな』と見入ってしまうことがあります。よく見ると、たくさんの不思議を発見している研究者のような姿を見ることができます。
大人が忘れてしまった感性を思い起こさせてくれる子どもの遊び、ゆっくり見つめたいといつも願っているのです。