お店屋さんの工夫と学び

自然で見つけたものを使ってお店屋さんを開いて、みんなを喜ばせたいと考えたゆり組さんが最初に集めたのがはっぱでした。夕日寺で雪が積もった中でほとんどの葉っぱが落ちていましたが、緑のままの葉っぱを探して集めました。その葉っぱをお金にしようとお部屋に置いて置くと、枯れたり、クルクル巻いてしまったりしたものがありました。

冬でも緑のままの葉っぱと枯れてしまう葉っぱがあることに気付いたようです。

 

どんぐりを転がす仕掛けを作って不都合なことが起こると直しながら、最後までどんぐりが転がるように工夫しています。


自動販売機の仕掛けは品物が出てくるところができました。

 

桜の木片や蓮根の花の茎を使ってペンダント、額、置物など売る物が出来ていますが、まだまだ足りません。

 

的当てをどこに付けたら良いのか考え、お部屋の二階につけましたが、球を投げると高すぎてなかなか当たらないことがわかりました。何回もやっていたら、偶然玉が当たったのですが、当たったら的の箱がどんと落ちてきました。

 

 

数日後
入り口がどこかわからないので、ダンボールで入り口を作りましたが、お客さんが通り終わるまで持っていると重くて困っています。

 

お店の『ゆりぐみもーる』看板がなかなか壁にくっつかず、くっついても落ちる、友達と高さが合わないで曲がってしまうなど、上手くいかないことが色々有り、グループのメンバーで何回も貼り直していました。

 

お金を貰っても入れる所がないので並べました。

 

景品がゲームより前に置いてあるので売り物かと間違えて持って行く人がいました。

 

お客さんがお店の前に来ても、何と言って良いかわからないでじっとしているので、お客様が他に行ってしまいました。


自動販売機が出来上がりました。

自動販売機の仕掛けは、葉っぱのお金を入れます。品物の名前が書いてあるボタンを押すと下から品物が出てきました。

 

葉っぱのお金をとり、注文を聞いて商品を出す仕掛けは自動販売機の中に入った子供がやっていました。でも中に入りっぱなしなので疲れます。

 

的当ては場所を変えて、高いところにつけましたが、掛け方が上手くいかず、かたがるのでカーテンの後ろに入った子供が的を持っています。



お店屋さんごっこというとお店の人がお客さんの応対をして、品物を買ってもらったり、ゲームコーナーで、お客さんに遊び方を説明してゲームをしてもらうようにしたいと思っているようですが、今はまだグループのそれぞれが作ることに精一杯なので、お客さんの応対が上手いできません

お客さんが帰った後、上手く行かないことを話し合ったり、解決するためにどうしたら良いか話し合う時間を持ってきたことで、自分の考えを仲間に言って問題解決をしている姿が少しずつ見られるようになりました。

 

毎日、小さなクラスの子どもがお客さんになって来てくれるので、その子どもの応対をしながら、どうしたら良いか考え改善しているゆり組の姿をみながら『ゆり組さん成長したね!』と心の中で叫んでいる園長です。(マスクだから表情が読まれていませんが、園長ウルウルなんです)

 

余計なことをしないように、カメラに隠れ子どもの工夫と学びを読み、子どものさまざまな発想に驚いています。(子どもは工夫の人かもしれません)