プール入水日の変更ミスで、ゆり組がプールに行けなくなりました。
こんなマイナスもチャンスに変える園長の提案で、水遊びが始まりました。
砂場は泥んこ風呂並みになりました。
ところが……。
丸太のところから凄い勢いで水が漏れ始め、みんな大慌てで、砂で埋めたり、角材をあてたり、流れるところに土手を使ったり、様々な動きで土石流に立ち向かいました。
梅雨の長雨で土石流が流れ、家々が流れる痛ましい報道を目にしている子どもたちが、リアルタイムに土石流対応を体感したようです。
みんなの早い対応で流れる水を止めて、上機嫌の子どもたち、みんなで泥風呂飛び込みが始まりました。もちろん、辺りに泥水が跳ね上がっていました。これは家庭では出来ない遊びです。
子どもたちは色んな制約から解放されて、思いっきり楽しんでいましたが、最後は「お片付けしよう!」の言葉に遊びを中断することになりました。
子どもの主体性を育てるために、『仲間』『空間』『時間』三間をどのように保障して行くかが、これからの園長の課題です。