二学期をスタートするに当たって、各クラスの環境を見直すことにしました。
今の幼児教育は環境を通して行うといわれるように、
幼稚園では環境づくりを大切にしてきました。
毎日子どもの遊びを読み取って、環境再構成しているうちに
だんだん、子どもより保育者の思いが強くなり、そのためか、
モノがあるのに遊べない子どもの姿が気になってきました。
そのうえ、保育室にモノが散乱し、おもちゃの扱いが乱暴になったり、
片づけができない、モノが無くなるなど、次々といろんな悩みが出てきました。
デスクワークの合間に保育室を回って感じたのが、環境構成が構成されているのに なんだか空間が雑然としたように感じました。
そこで先生達が集まって、それぞれの保育室の環境をみんなで話し合うことにしました。
つまり、よいとこ探しと、気になることをみんなで出し合いました。
話し合った後、先生達はいろいろな意見を参考にして、
再び、環境構成をしました。前と、比べて見違えるほど、落ち着いた環境や
子ども達がすぐに遊びたくなる環境になっていました。
そして、子ども達がおしゃべりしたくなるようなコーナーや、
子どもの発見を標本や展示してさらに関心が広がるように工夫がありました。。
「さて、こどもたちはよろこんでくれるでしょうか?」
先生達の勉強会をするときにはいろいろな工夫をしていますが、
1番気をつけていることが、園長主導にならないように、若い先生達も
のびのびと自分の考えを言うことができるようにということです。
昔は先輩にビシバシしごかれ、成長したように思いますが、
今その手では若い先生が萎縮してしまうので、園内研の持ち方を工夫する必要があるのです。
若い先生方とベテランが共に育ちあう園内研修が今の課題です。