青葉、若葉の美しい季節になりました。
幼稚園のソメイヨシノも青々としてきました。
幼稚園のお庭の入り口と奥に『兼六園菊桜』咲いています。
ソメイヨシノより華やかさがないためか、あまり、
みんなの目にとまることがありませんが、私は
開花から散るまで何度も変化するこの桜がことのほか
いとおしく思えるのです。
菊桜は八重桜の仲間ですが、花弁がおおむね70枚以上になるものを 「菊桜」と呼ぶそうです。
「兼六園菊桜」は花弁数が250枚くらいあるそうで、年とともに
多くなる傾向をもつと言われています。
蕾のときは、ぎっしりとつまっていて、紅で、だんだん開花するにつれ て、色が薄くなっていきます。
そして、花が終わったときに、花びらが散るのではなく、
花ごとポロリと落ちることも特長です。
20年前に子どもの背丈ほどに細い苗木を植えましたが
毎年少しずつ大きくなり、開花し、花の数を増やしています。
『兼六園菊桜』を見ながら 子育てのお母さん達に、
「みんなと違っていていいんだよ。同じじゃなくっていいんだよ。」
と、話しています。
それぞれの美しさが成長とともに開花することができるように、
今はしっかり、種まきをしたい!と思っています。