「~したい!」と願い続けることをあまりしない私が、
20代に「できたらいいな~」と思ったことをこの夏に実現しました。
20代に尊敬する児童文学教授の南ドイツでの
「キリスト受難劇」を観劇した話にあこがれをもちました。
30代は子育て、親の看病でそんな思いを
すっかり忘れて過ごしていました。
40代は仕事と家庭の両立、園長の重責に
まったくゆとりをもつことがありませんでした。
50代は園長として燃え、幼稚園の
創立90周年をお祝いすることができました。
知人が「オーバーアマガウ・
キリスト受難劇」を観てきたと聞き、
10年後に私も行きたいと思いました。
60代 創立100周年を終え、走り続けた
生活に「ゆとり」を持たせるために
オーバーアマガウ・キリスト受難劇観劇を
実現させようと思いました。
オーバーアマガウ・キリスト受難劇の歴史は1633年に始まるそうです。
30年戦争の間、ペストが大流行し多数の死者がでたその際、
生き残った人々は
「もし絶滅から免れたならば、私たちの主イエス・キリストの苦難と死と復活の劇を演じます」
と誓いを立て、
18世紀中ごろにはその劇の偉大なパワーと神秘さにひかれて
ドイツ中からオーバーアマガウに観客が押し寄せたそうです。
それが引き継がれ今年は41回目の上演でした。
異文化に緊張しながら願いをかなえ、たくさんの感動を覚えた
オーバーアマガウの旅をこれから少しつづ紹介したいと思います。