昨日のしらさぎ13号は名古屋発17時49分、金沢着23時50分となりました。
なんと、6時間乗車でした。
春風ならぬ二十五メートルの春の嵐が吹き荒れ、電車がストップしてしまったようです。
この歳になり初めての経験ですが竜巻みたいに通過待ちをするのです。
「信号待ちで止まります」のアナウンスで走っては止まり、走っては止まりを繰り返していました。
まるで嵐を追いかけて電車が走っているみたいでしたが、
「天候不良のためしらさぎ13号は金沢で運転中止と致します。規定により特急券を払い戻します。」
3時間遅れでとうとう富山行きが金沢で運転中止、おまけに特急券を払い戻しです。
「天災なのに払い戻しなんてお気の毒」
払い戻しを受ける身としては少々気がとがめました。
金沢駅に降りてビックリ
「わ~っ!ホームが人であふれてる」
「この光景昔見たことあるわ」
思い出しました。 大学に通っていたころの、12月31日の上野駅でした。
ホームは電車待ちの人であふれ、新聞をひいて座っている人、翌日まで寝ている人
お話している人同じ姿でした。
しらさぎだけじゃなくほかの電車も運転中止しているようです。
待合室も人でいっぱいでした。
「お気の毒!家に帰ることのできる私がぼやいては申し訳けないわ。」
外に出てみると生暖かい風が頬にあたりました。
「おっ!春のいたずらぼうずだなぁ。暴れるのはいい加減にしてよ。」