秋晴れに恵まれた森林公園への遠足は
自然界がゆっくり秋から冬への身支度をしているように感ずる時でした。
金沢駅から電車に乗って中津幡まで行き、森林公園まで歩きました。
帰リも歩いて中津幡まで行くことにしました。
その時にハプニングが起こりました。
帰り道は下り坂ですから、快適に歩いてきましたが
途中で「電車の時間に間に合う?」と不安になりました。
早歩きをして駅の近くの踏切についたときに、遮断機が降り、
電車が私たちの前をゆっくり通過しました。
「この電車にのるんだよ~。」
「この電車に乗れなかったら、1時間待ちになる~。」
先生も子ども達も一生懸命走りました。
「すみません!電車に乗せてください。」
「お願いします。まだ来ます。」
子ども達の必死な思いが伝わって、車掌さんが待ってくれたのでした。
みんなが乗ると同時に電車が発車し、「よかった~。」と一安心しましたが
車掌さんにお礼を言いに行くと
「大丈夫ですよ。みんなが来るときの電車にもの乗っていたんだよ」と話されました。
時間の読みの甘さに反省しきりの先生たちでしたが、
「先生神様守ってくれたんだよ。」と
子どもたちにホッとする言葉をかけてもらい元気になりました。
振り返ると40分かけるところを、30分で歩いたことになりました。
「火事場のなんとか…」のような秘めたる力を発見しました。