羊たち

わたしは良い羊飼いである」  

        ヨハネによる福音書10章11節

「羊は草を食べ、食べる時は貪欲で根っこまで食べてしまう。視力はすぐれていて、性格は臆病で自衛力がなく、地理のわきまえがないので迷いやすく、群れたがる性質を持っていて、群れから引き離されると強いストレスを受ける。先導者に従う傾向がとても強い。」

羊について書いたものを読むと「臆病で」「わきまえがなく」「群れたがる」。「先導者に従う傾向がとても強い」。読んでいて私達、人間の集団について言われているようで思わずドキッとしました。

そんな羊たちの世話をするのが羊飼いです。羊飼いは手には樫の杖と投石袋を持ち、それで昼夜、強盗や野獣から羊の群れを守っていました。羊飼いは命がけの仕事ですが、蔑まれた貧しい職業だったと言われます。イエス様は羊飼い、私たちは羊です。

「わたしは良い羊飼いである。」「良い」と言われるのは「良い羊飼いは羊のために命を捨てる」からです。イエス様はまさにそのようなお方です。そしてまた神様もそのようなお方であるとキリスト教では考えます。

 

 

子どもたちが羊を作っています。一匹一匹違っていますが、群れています。馬小屋に行った羊たちのように、子どもたちもイエスさまと共にいることを信じ、歩んでいけるように祈り続けたいと思います。