クリスマスの聖誕劇は13世紀に羊飼いが羊の番をしている姿から始まり、あまりにも印象的で多くの国に広がったと言われています。
キリスト教幼稚園では、子ども達によって、毎年大切に演じられてきました。聖書に書かれているイエスキリストの誕生の物語を演じるので、毎年ストーリーは同じですが、その年の年長組らしいセリフや歌を取り入れているので、表現は少しずつ違っています。
『今から2000年前のお話しをします。
ナザレという町に、マリヤさんという女の人がいました。』
『マリアさんがお祈りをしていると天使が現れ、イエスの誕生を知らせました。』
ヨセフさんがお祈りをしていると天使が現れ、マリヤさんのお腹に中に、男の赤ちゃんがいることを知らせました。『名前はイエス様です。』
王様の命令で、みんな生まれ町に帰って名前を届けることになりました。
宿屋はお客様でいっぱいでした。
東の空に星が輝いていました。
占星術の博士達が星を見ていて、不思議な星を見つけました。調べてみると救い主が生まる印の星であることを知って、星について行くことにしました
馬小屋に1番先に来たのは羊飼いさんでした。
東方の博士達も星に導かれ、馬小屋にやって来て、黄金、乳香、没薬を捧げました。
黄金(おうごん)
:いわゆるゴールド。きれ いな貴金属。
乳香(にゅうこう)
: 主に香料として使われる 乳白色の樹脂。
没薬(もつやく)
:香料や薬、防腐剤となる 赤褐色の樹脂。
馬小屋に集まったのは神さまを信じる人ばかりでした。
馬小屋の出来事をいつまでもいつまでもわすれないでいましょう
神さまを信じ、世界中の悲しんでいる人や、苦しんでいる人を助ける人になりたいと思います。
おまけ
キリスト教では、東方の三博士がキリストに出会った日を記念して毎年1月6日頃に「公現祭(こうげんさい)」と呼ばれるお祝いをしており、そこで大切な人や子供たちにプレゼントを贈る習慣がありました。
「プレゼント」の習慣のルーツはかつて東方の三博士がキリストに捧げた三つの贈り物なのではないかと言われています。
ちなみに、クリスマスツリーのてっぺんによくつけられているお星さまは、三博士をキリストのもとへ導いたあの不思議な星(=「ベツレヘムの星」)を模していると思われます。