ゆり組さんが『スポーツフェスティバル』でやりたいことの1つにリレーがあります。でも子どもたちはリレーがどんな走り方をするのか知りません。しばらく、リレーがわかるように子どもたちと一緒に考えていこうと思います。
「リレーってどんな風に走るのかな」
「ヨーイドンで走る」
ということで、みんながスタートしましたが、どこを走ったらいいのか分からないので広い公園の端から端まで走っていました。2回は走ったら「もうキツイ!」という声が聞かれました(しめた!その声がほしかったんだ)
「ならどうしたらいいかな?」
「どこはしるかわかるようにあれ(△コーン)おいたらいい」
(いいぞう! 子どもたちが考えている。)
子どもたちがそれぞれにコーンをもって置きはじめました。
コーンの周りを走ってみると、途中からコーンが置いてなかったのでどっちに走ったらよいかわからなくなりました。
「コーンはこれだけしかないから、こまったね。どうしたらいかね。」
「くっついているのをとって、あっちに置けばいい」と、くっついて置いてあるコーンを取って置いてない所に持って行きました。
コーンが置けたので、走ってみました。
「まだ広ーい!」「つかれる!」と言いながら走り続けていました。
「よーいドン」
「まだ広いから、疲れる」
「どうしたらいい?」
「がんばって手と足を動かして走ればいい」
(えっ!ほんとに?)
「じゃぁ、手と足と動かして走ってみる? よーいどん!」
「もうつかれる」(やっとでた!)
「じゃどうしたらいい?」
「走るところ小さくする」(やった!その答えに気がついてほしかった)
ということで、コーンを移動させて円を小さくし始めました。
あちこちで円を小さくするために置いたコーンはグニャグニャしていましたが、前より半分ぐらいの大きさになりました。
みんなが走ることができる大きさになったので、2つのグループに分かれて順番に走りました。走っている途中はどっちが勝っているのか分かりませんが、最後に早くすわぅたチームが勝ちとなり『ワーッ』と雄叫びをあげました。
応援していたすみれさんも参加して、ゆり・すみれ対抗で走りました。
すみれ組さんは走るのが楽しくニコニコ走っています。ゆり組さんは「すみれ組さんにぜったい負けたくない」と思いながら真剣な顔で走っていました。
勿論、勝負の結果は「ゆりの勝ち!」でした。
負けん気のすみれぐみさんから「もーいっかい。もーいっかい』の声がかかりましたが、時間がなくって帰ってきたら、幼稚園ですみれさんが自主練をしていたようです。
(よっぽとくやしかったのかな~。ぜったいリベンジさせてあげようと思いますが、勝負に燃える園長はエネルギー切れです。)