梅雨入りの日に

金沢も梅雨入りし、朝からジメジメするお天気の中、ガーデニングの実行委員の方々が来てくれ、すみれ組の子どもたちとお花の植え替えをしました。

 

雨が降る前に裸足で園庭を駆け回っています。

 

スターフルームで好きな果物や、お魚の絵を描いています。

 

お食事の机にアジサイが飾られました。食事の後は先生に絵本を読んでもらいました。

 

ホールではアスレバルの競技『台風の目 宇宙旅行へしゅっぱ~つ!』の練習をしていました。

ゆり組の子どもたちが飼っていたザリガニが死にました。子どもたちとお祈りをして『死』について考えました。

 

お祈りの後、『のにっき』の絵本を読みました。

お話の内容は、生き物が死んでから土に還るまでを見つめて描かれた絵本です。

 冬の初めに一匹のタヌキが死に、大地に横たえた体に、どこからともなくハエがとんできて、ツマグロヨコバイがひなたぼっこを始め、クモが毛にもぐりこみ…。あっ、という間の出来事でした。日がたつにつれて昆虫や地中の虫、小鳥や小動物がタヌキの体に集まっています。「おいしい」「毛で巣を作るのよ」などと吹き出しをつけて、自然と季節の循環を子どもにわかりやすく語っています。タヌキの形が崩れ、やがて花に埋めつくされ、跡形もなくなった時、タヌキの死は、思い出に変わりました。残酷な気がして、最初ぎょっとなりますが、作者の温かい絵柄と、そこかしこにあふれる虫達のかわいい呟きが、そのショックを緩和してくれます。 
子供に「死」というものを問われた時に、答えの一つとして伝えるのにも素晴らしい本だと思います。

 

園庭のグミの木の下に、ザリガニを埋めました。

『死』について、これからゆっくり向き合って行けるように、だからこそ命の大切さを伝えていきたいと思います。