おりすみれ組（年中組）の子どもたちがフェルトを使ってバック作りに挑戦しています。
紙に引かれた線をハサミで切るのですが、上手く切れずに格闘です。
しばらくすると、コツを掴んでハサミをジョキジョキと動かし、上手に切る子もいますが、ハサミが斜めになってフェルトがハサミに絡んで中々切れない子もいました。
切ったところを「バッテン結び」をします。
自分の好きな色を選んで作ったバックに似合う色の紐を選びます。
選んだ紐の真ん中に線が入っていて、線に沿って切るのを、お家の宿題にしました。
みんな上手に切ってきました。
自分の細長い紐と、お友だちが切った紐とを交換して色合わせをします。
持ち手は2本折りをします。（細長い2本の紐を交互に折り込んでいく）子どもたちはビョーンと言って折り込みに集中して折りたたんでいましたが、手を緩めるとほどけてしまって最初からやり直していました。
できた！
自分で作りました。
年中組のバック作りの取り組みは、ハサミの使い方を見直すことから始まりました。
宿題といって家に持ち帰ったのは、お家の人に子どもの様子を知らせることでした。
（お母さんのコメントを読むと、子どもに付き合ってくれたことがわかり、仕掛け大成功でした。）
固結びの機会がほとんど無い子どもたちにバック作りで結ぶことを体験させたいと思いました。
お弁当の時にお弁当包みに紐がついていたので、毎日解いたり、結んだり、固結びやちょうちょ結びをする機会がありましたが、給食になりその機会がなくなり、できない子が続出だったので、この機会に挑戦してみようと思いました。
絵を描いたり、作品を作って色遊びを沢山してきましたが、今回はフェルトの好きな色を選んだリ、バックに似合うフェルトの紐を選んだり、バック作りの中に自分の考えを表現するように願いました。
子どもの好きなビョーンも、紙を使って2本折りをしていたので、それを利用してバックの持ち手にすることにしました。
難しいことが沢山ありましたが、自分でやろうという意欲や、集中力が育っていて頑張って最後までやりぬいている姿に成長を感じました。
自分のバックが出来上がると、自慢げな顔で見せてくれたので、思いっきり誉めてあげました。
