スポーツフェスティバル二日目も、最高のお天気でした。朝から卯辰山運動会公園に先発隊が準備に出かけていました。
二日目ですので見通しが持てるので、余裕を持って山に行く準備をしていたら、卯辰山の先発隊から電話が入りました。
「公園内にひき逃げの容疑者が居座り、もう1人が山にたてこもり、警察官が30人くらいが集まって緊迫した雰囲気である。」「山に逃げた容疑者を追って沢山の警察官が山に入った」「駐車場や道路はパトカーと覆面パトカーで埋め尽かされている。」
そのうちに東警察より同じような内容の連絡があり、「山に子どもが来るのは危険である」とのことでした。容疑者をいつ見つける事ができるか不明なので、フェスティバルを開催、中止の判断ができませんでした。
緊急事態ですから、最初に子どもの安全を確保するため、園で待機。
次に保護者の安全のために、山に近づかないように一斉メール配信。
どの時点で開始!中止!の判断をするか!。
開始時間を遅らせた場合に、給食の対応。
事件解決の報を待つ時間の長いこと、東警察からの連絡で、容疑者を任意同行したと聞いたときには、本当に安堵しました。
予定通りの時間で開始が可能なので、保護者に一斉メールで伝えましたが、時間通りに集まる事ができるか、メールが伝わっているのかと不安な思いで山で待機していると、続々と駐車場に車が止まり時間通りに保護者が集まって来られました。
開始までの事が嘘のように、秋晴れの中でフェスティバルを楽しむことができました。
後から知ったのですが、逃げていたのは、殺人未遂の容疑者で、警官に追いかけられ逃げていて、運動公園でラインを引いていた先生の真横を罵声を上げながら通ったそうです。
いつ何が起こるかわからない時代、咄嗟に備えての判断、どこに連絡をし、人をどのように動かすか、「安全管理マニュアル」の実践でした。
「備えあれば憂いなし」ですが、何が起きても心配無用というまでには、まだまだ、経験を積み重ねないと無理なようですが、園長の心労限界かも…。
おまけ
参観できなかった人のためにYouTube配信予定でしたが、各クラスで作成したので、今回は特別にすべての方に配信しました。
幼稚園でもみんなでYouTubeを見ながら、スポーツフェスティバルを振り返り楽しみました。
YouTube作成は若手の先生たちが担当し、野の花の原稿はリーダーが担当しました。世代によって得意分野が違っていることを、生かすことも園長のマネージメントなのです。