奥卯辰山には狼が住んでいました。
今日も美味しい子どもがいないかと探しにやってきました。
「くんくん。いいにおいがするのに、こどもがいないな~」
狼はあちこち探し回りましたが、子どもを見つけることはできませんでした。
狼が大きな声で言いました。
「もーいいかい!」
「まーだだよ~」
「もーいいかい!」
「もーいいよ~」とみんなでてきました。
そこで狼がみんなを食べようとするとみんなは坂道を駆け下りていきました。
狼はしょんぼり、しょんぼり。
年老いた狼は追いかけることはできまんでせしたが、
楽しい時間をすごしました。