今年も年長の子どもたちがお茶会の体験をしました。
クリスマスということで、お茶の先生たちは掛け軸、香炉、なつめなど
クリスマスのものを準備し、音楽やローソクで雰囲気を作ってくれました。
最初にろうそくの光の中で床の間を拝見しました。
先生からお茶をいただくために心を静かにするお話を聞き
そのあと、ご挨拶の仕方を教えてもらいました。
お茶のお菓子はクリスマスツリーを模った、特製のお菓子でした。
子どもたちは先生のお点前を見ながらお茶がたつ様子を真剣に見ていました。
お茶をいただく作法を教えていただきながら、ちょっと緊張しながら隣の人にご挨拶をしていました。
茶せんでお茶をたててみました。
長い時間、畳の上で正座をすることのない子どもたちですが、
凛とした雰囲気の中で、真剣な表情をしながちはらお茶を頂く様子が見られました。
金沢は昔から芸術文化がさかんで、私も小さいころから、お茶を中学校の部活動で練習していました。
昔は所作法を覚えることが精いっぱいで、心を静かにお茶をいただくことがありませんでしたが、
子どもたちはいつもと違う雰囲気の中でお抹茶をいただき、「おいしい!」と味わっている姿に
形より心を教えていただいていることを嬉しく思いました。
美味しいお菓子とお抹茶でぼっぺがツルツルになったとご機嫌な子どもたちは
二服目は自分で立てていただきました。なかなかキメ細かい泡は立ちませんでしたが、
自分で立てたお茶は格別美味しかったようです。