暦の上では春に近づいているのに、冷え込みが厳しく時折雪が舞っている夕日寺健民自然園でばら組の親子森の幼稚園を行いました。
活動前に保護者だけで目的地の『海の見える丘』まで下調べに歩いてみることにしました。
一気に「海の見える丘』に登りましたが、若いお母さんたちですから、あまり負担なかったようです。
参加されたお母さんたちが少し堅い雰囲気だったので、アイスブレークで遊びました。雰囲気が和み、お母さんたちのコミュニケーションができるようになると笑顔も見られようになりました。
子どもたちが集まったころには、夕日寺健民自然園に日差しを感ずるようになりました。
お山に挨拶をして、危険なことをインストラクターのキーさんに教えてもらいました。創造豊かな子どもたちには、夕日寺健民自然園には熊、象、キリン、うさぎ、りすなど、さまざまな動物がいて、声も聞こえるようでした。
子どもたちが、危険から身を守るために、蜂にはしゃがんで動かない。熊には顔を守り、静かに後退りをすることを教えてもらいました。
お母さんたちに山に登るときには、子どもと手をつながず、子どもがバランスをとって歩く姿を見守って欲しいとお願いしました。
お母さんさんが協力してくれたので、子どもたちは自分の力で登り切り、『海の見える丘』についても元気いっぱいで走り回ったり、かくれんぼを楽しんだりしていました。
オタマジャクシがたくさん泳いでいました。(自然界はゆっくり春の準備をしていると思いました)
子どもたちが幼稚園に帰ったあと、お母さんたちと今日の活動の振り返りをしました。
文字の読み・書きといった能力「認知能力」は、先取りして身につけても無くなることが多いですが、成長後に影響をもたらす可能性があるのは、何かに熱中する意欲や、他者を思いやること、気持ちをコントロールする力、やりぬく力など「非認知能力」、馬場幼稚園はこの「非認知能力」を基盤とした育ちを重視しています。
そのために大切なことは「一人ひとりがあたたかく受け入れられること」「〝遊び込む〞経験がしっかりできること」です。
森の幼稚園体験は自然を通して、「非認知能力」を育む活動がいっぱいです。