給食で食べるブリを解体する様子を、子どもたちに見せてもらいました。
氷の中に入れて持ってきてくれた大きなブリを取り出して
もってみたい子どもがブリを抱き抱えてみました。重くて落としそうになりながらも、みんな必死に抱えていました。
もも、さくら組さんは大きな魚を見て強ばった顔をしていましたが、恐る恐るブリの体をツンツンと触ってみていました。
大きな包丁であっという間に三枚おろしにしてくれました。
大きなクラスには、ブリの顔を見せてくれ、口の中に歯がないこと、ザラザラしているのが歯だと教えてもらいました。手袋をはめながらブリの口に指を入れて触って見ましたが、ザラザラというより、怖いという思いが強そうでした。
ブリの頭を切って脳みそ、空気を溜めておくところと細かく説明してもらいました。
子どもたちの中から「かわいそう」という声も聞こえました。大事な命をいただいて私たちが生きていることを知らせる良い機会でした。
解体の後、質問コーナーで沢山の質問がありました。
質問
どうして血が出ないの?
歯なくってどうやって食べるの?
ウロコはないのですか?
プランクトンを食べますか?
黄色いところは何?
赤いのはなんですか?
小さい口で大きいもの食べれますか?
ブリの体の色はペンギンと同じ、保護色になっていることを教えてもらい、「ヘェー!そうだったの」と園長大受けでした。
【ブリが青っぽい色の体をしているのは、海中の色と同化するための保護色です。
海の表層部とは違い、深くまで潜ると日の光が当たらなくなるため薄暗くなります。
この領域に青っぽい暗色で身を置くと、上手く海の色と同化することができ、半分白いのは下から見上げたら明るい水面の色と同化するようになっているそうです。】
今まで近江町の絵画コンクールに出すために、ブリを何回も描いてきましたが、保護色ということを知らずに色探しをしてきたので、この情報を次回からの参考にしようと思いました。
ブリの解体を見た子どもたち、給食のブリを殆どの子が完食していました。『百聞は一見にしかず』見ること、体験することの大切さを改めて教えられました。