園舎建築の中で色々なことを考えたり、悩んだりしましたが、その中で、苦労したのは、荷物の断捨離でした。
今まで「いつか使うかもしれない」との思いから捨てることのできないものが沢山ありました。
新園舎のスペースを考えて、引越しで、渋々処分したものが沢山ありました。
その中でも、捨てられなかった遊具を、山のおうちの人に頼んで、再生してもらいました。その遊具はシーソーになったり、太鼓橋になったり、机になったリ、さまざまな使い方ができる遊具で、ずっと雨ざらしになっていたので、表面の板がボロボロになっていました。
私が園長になる前からあった遊具でしたが、夏祭りの椅子に代用する以外に使ったことが無く、捨てる物の第一候補でした。
でも私は、修理したら子どもたちの喜ぶ遊具になると思いました。
修理をしてテラスに置いておくと、子どもたちが次々とシーソーに集まってきました。
小さいクラスの子も遊び始めました。
昔は公園にシーソーがありましたが、危険な遊具になったのか、処分されあまり身近に見かけることがありません。だから、何とか子どもたちにシーソーの面白さを伝えたいとずっと思っていたので、楽しそうに遊ぶ子どもの姿に、園長大満足です。
大人の判断でどんどん子どもの遊び場が変化していることを残念に思っている園長、出来る限り遊び場を子ども目線で見直して行こうと思いながら、子供観察をしています。