広い運動場は今年も草ぼうぼうでした。
たんぽぽさんは虫を探しをしたり、木の実を探したりしました。
すみれ、ゆりさんは草むしりをしましたが、抜いても抜いても
一面の雑草ですからきりがなく気の遠くなる作業でした。
子どもはすぐに飽きてかけっこ、パラバルン、リレー、行進をして遊びました。
『運動会までに子ども達が裸足でも走れるようにしないと！』
弱気にムチうち頑張って草むしりをしているとからだがジリジリ
あれよあれよと思う間に腕は真っ赤になってきました。
「たいへんだ～。今晩カチカチ山だ！」
日差しはぎらぎらしていますから水分だけは補給して雑草と戦っていました。
『踏まれても踏まれても立ち上がる雑草』
『水が切れても枯れずに根を張る雑草』
自然のものは逞しいと思いました。
頑張って走るゆり組さんに「がんばれ～！」と思いっきり声援していたら
のどまでもヒリヒリし、しわがれ声になりました。
「ぎゃ～！」
