園庭の桜が満開になりました。ツリーハウスもだいぶ出来上がりました。
満開の枝垂桜
満開のソメイヨシノ
満開の桜の花の蜜を求めて鳥が桜の木にやってきています。さくらの木の下を見ると、まだ散る前の花弁がついたままの花が、そっくり丸ごと落ちています。木の下にいるとヘリコプターのように花が廻転しながら、ひらひらと落ちてきたりします。
風が吹いているわけでも、虫がついているようでもないのに、花が落ちてくるので、不思議に思って桜の木を見上げてみるとスズメが花ごと食いちぎって、花のつけ根の蜜を吸っているようです。『スズメが犯人?』
子どもたちが登園するまで花を落とさないでと思いながら眺めています。
スズメが落とす花の数より、変わりやすいお天気のほうが心配かもしれません。
もうすぐ新学期が始まり子ども達が登園します。
先生達は新学期の準備に大忙しです。
おまけ
「花の命は短くて、苦しきことのみ多かりき」という林芙美子の詩をこの時期になると思い出します。
風も吹くなり 雲も光るなり
生きてゐる幸福は 波間の鴎のごとく漂渺とたゞよひ
生きてゐる幸福は あなたも知ってゐる 私もよく知ってゐる
花のいのちはみじかくて 苦しきことのみ多かれど
風も吹くなり 雲も光るなり。
解釈はこういうことらしいです。生きていることは、ただそれだけでも苦しくもあり 生きていることは、ただそれだけでも幸せです。運命という荒波に翻弄されながらも 吹く風に一息つき 光る雲に明日を夢見ることもできます。苦しいことが多くても どこかに光は見いだせるのでは無いか。悲しいけど前向きな詩だと思います。