園庭に桜の花吹雪が舞っています。
モクレンもあっという間に散ってしまいました。
散った花びらを集めて何作っているのかな?
花吹雪を追っかけて子どもが走る。走る。
もう少しで、花びらをキャッチできそうです。
地面は花びら模様になってるね。
「とった!」花びらを両手でキャッチ!
地面の花びらを集めています。
桜が風が吹くとハラハラと散っています。
あんなに開花を待ち続けていたのに、ゆっくり愛でることもない私に、桜の変化を楽しんでいる子どもが眩しく見えました。
「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」林芙美子の詩を思い出します。花は人生そのものをたとえたものともいわれています。恋愛にしろ、人生にしろ、その花咲くときは短くて、しかも苦しいことばかり、貧しいときにも売れっ子になってからも、わが道をがむしゃらに駆け抜けていった林扶美子の本音だったのだろうと思うと、感慨深い言葉です。
自然の変化に心を動かしている子どもたちのように、私も短い花の命に心を動かすゆとりを持ちたいと思います。