汗をかきながら、段取り良く準備をする実行委員のお母さん、お父さんたちの働きで、
幼稚園は朝から夏祭りの熱気でムンムンしていました。
しかし、外はそれを上回るような気温の上昇で、何度も散水しながら、少しでも冷気を感ずるようにと
思いましたが、焼け石に水のようでした。
それでも、子どもたちが集まるころには少し涼しくなったように感じました。
夏祭りのオープニングは恒例の森山少連のもみじ太鼓のみなさんによる演奏でした。
オープニングはもみじ太鼓演奏
浴衣を着た子どもたちが演奏を みていました
夏祭りに今年も300人の人たちが集まってこられました。
在園生の家族、卒業生や家族、転園生、地域の方々など多彩な顔ぶれでした。
集まった子どもたちは背丈も伸び、また一回り逞しくなっているように感じました。
久しぶりの出会いは懐かしく、お話したかったのですが、たくさんの方々
夏祭りに来てくださったので、挨拶が精一杯でした。
例年、夏祭りは実行委員会主導で運営されていますが、年々人手不足が心配されるようにたくさんなり
今年も大きな課題となりました。
昨年からお店屋さんは年長組親子がになってくれるようになり、かわいい子どもの掛け声に
お客さんもついつい笑顔になり、周りがあったかい雰囲気となっているのを見ると
人手不足が思わぬ効果を生んでくれたように感じます。
もうひとつ、人手不足解消の大きな助っ人は実習に来られる大学生でした。
今年もプレ実習で頑張ってくれました。
飛び入りでは私が園長1年目の卒園生が久しぶりに帰ってきて焼き鳥を焼いてくれました。
何と、小さかったH君がもう21歳になっていて、自分の人生を真剣に模索している姿に
「がんばれ!ころんでも、ころんでも歯をくいしばってたちあがれ!」と
またまたお節介園長叱咤してしまいました。
思い返すと私も、当時、新米園長で失敗ばかり、何もかも緊張だったのを思い出しました。
お化け屋敷には去年に引き続き、中学生の男子3名がお化けになってくれていました。
いつも幼稚園に顔を出してくれる彼らに「素直に育っているな~」とうれしくなります。
今では、夏まつりは卒業生たちの楽しみになっている様で、学年を越えて交わっている姿に
『馬場っこ』の魂がつながっているように感じました。
大きくなった子ども達を見ながら、彼らの幼稚園時代が走馬灯のように蘇ってくる私は
多くの出会いで暖かな気分になり、最高の至福の時です。
頑張ってこの仕事をしてきたご褒美かもしれません。園長冥利です。