ひな祭りとは、女の子の健やかな成長と健康を願う、3月3日の「桃の節句」の行事を指します。
「桃の節句」は、七草・端午・七夕などと並ぶ五節句のひとつです。
「桃の節句」と呼ばれるようになったのは、旧暦の3月3日の頃に桃の花が咲くことや、桃は魔除けの効果を持つと信じられていたことに由来していたと言われています。
幼稚園の玄関に、昭和初期に作られた木目込み人形のお雛様が飾っています。
この人形を毎年飾りながら、巣立った子ども達のことを思います。
(最初に見た子どもは現在90歳ぐらいになっているのではないかと思います)
幼稚園にあるもう一つのお雛様は七段飾りです。
一段目:男雛と女雛
二段目:三人官女
三段目:五人囃子(ごにんばやし)
四段目:随身(ずいじん、ずいしん)
五段目:仕丁(しちょう)
六段目・七段目:お化粧箱や御所車、駕籠などの嫁入り道具
もっとも豪華な飾り方で、全部で15人いるので十五人飾りとも呼ばれます。
幼稚園では1段目の男雛と女雛を飾りました。
各クラスのお雛様
もも組
ばら組
すみれ組
ゆり組
かつてにお祝いごとに提供されていた「なれ寿司」が、だんだん「ばら寿司」へと変化していき、彩りの良い「ちらし寿司」が好まれるようになったようです。
・エビ:腰が曲がるまで長生きできるように
・レンコン:遠くまで見通せるように
・豆:健康でマメに働けるように
色とりどりの具材にはこんな願いが込められているようです。
ひし餅を、外でも食べやすくするために砕いて焼いたのが「ひなあられ」の発祥とも言われています。
キッチンの先生が行事食でちらし寿司を作ってくれました。