ばら組のお雛様

幼稚園の玄関に昭和初期のころの木目込み人形のお雛様が飾られていますが、登園してきた子どもが、不思議そうにガラスケースを覗き込んでいます。

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ばら組(年少)の子どもがお雛様を作るために色々な紙を用意しました。なるべく原色を避けて、様々な色の紙を用意し、選ぶときにはまねっこにならないようにゆっくり時間をかけて選べるように気を付けました。子どもがどんな色をどのように選ぶかを興味津々で見ていました。

私の予想では

赤やピンクに人気が集まるだろう。

お内裏様とお雛様模様を同じ模様で選ぶだろう。

と思って紙を用意しましたが、見事に外れました。

 

子どもはあまりはっきりした模様や色を選びませんでした。原色よりパステルカラーやシックな色調を好んで選び、お内裏様とお雛様の配色も落ち着いた雰囲気でした。

「えっ!子どもってこんな色を選ぶんだ。」

 

 



私が子どもと絵を描いたり、造形遊びをするとき、子どもを師として、その感性を読み取リ援助できるようにと願っていますが、個性的な表現にいつも驚かされます。

今回も私には想像できない配色でまとめていて「さすが、子どもってすごい!」と感動しました。