創立110周年記念礼拝を子どもたちと守りました。
馬場幼稚園は1910年(明治43年)に女性宣教師によって、大衆免(現在の森山2丁目)に地域の女性たちのために授産施設が建てられ、そこに集う女性たちに手芸・裁縫など技能を授け、その婦人たちの子どもを保育したことが始まりとされています。
婦人宣教師は「福祉」「教育」「伝道」という三つの祈りを持っておられました。
馬場幼稚園の110年は決して順風満帆、平坦な道程ではありませんでした。特に第二次世界大戦で婦人宣教師の軟禁と本国への強制送還など戦時中の迫害、戦後後の物資不足、園舎の老朽化など様々な試練を乗り越えてきました。
昨今では働き方改革・女性の社会進出等、就労される保護者が安心して子育てができるように認定こども園に移行し、現在に至っています。
創立110周年を迎えるにあたり、保護者の皆様、馬場幼稚園を地域の幼稚園として支援してくださっている方々のお祈りとお力添えに心から感謝申し上げます。
今後とも日々の保育の業に励み、着実に実践し、積み重ねながら歩んでまいりたいと思います。
再来年の4月には新園舎が完成する予定です。これからも変わらぬ、お祈りとご支援を賜りますようにお願い申し上げます。