秋一番の実りに感激

 保護者のご厚意で田んぼで稲刈りをしました。
 
 
 
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収穫が終わった畑の真ん中に、稲穂がたわわに実った畑がありました。
 
子ども達が稲刈りをするために刈り入れをしないでおいてくれたのでした。 
 
田んぼ一面に首を垂れた稲穂を見た子どもたちは「わぁ!」と歓声をあげ、しばらく見とれていました。
 
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恐る恐る、裸足で田んぼに入ると、「土がふかふかしてきもちいい!」と
 
子どもたちは土の感触の快さに緊張がとれたようで、ゆっくりと歩いていました。 
 
幼稚園のミニミニ田んぼのでは稲刈りにはさみを使って稲を切っていましたが
 
カマを使って稲刈りをさせてあげたいという保護者の申し出受け、
 
年長、年中組の子どもたちは田んぼに入って一人一人カマを使って稲刈りをしました。
 
「バサッ」っと切れ、稲穂を手にする子どもたちは満足そうな顔をしていました。
 
 
 
この10年こんな体験を子どもたちにさせてあげたいと願い、いろいろな所に掛け合っていたのですが
 
なかなか、思うような機会を得ることができず、幼稚園で疑似体験をしていましたが、
 
子ども達の真剣で、楽しそうな表情をみていると目頭が熱くなってきました。
 
子ども達に体験させたいとの願いを無償で受け入れ、喜んで付き合ってくださる保護者に出会い、
 
今日の日を迎えることができ、ただただ感謝で涙があふれてきたのです。
 
 
 
 
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緊張感を持ってカマを使う子どもたちの姿を見ながら、危険だから使わせないのではなく、
 
しっかり使い方を教え、使わせてみることの大切なことを感じました。 そして、
 
私たちが手間暇をかけながら子どもたちに伝えなければならないと痛感しました。。
 
 
 
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毎日卯辰山でやる草むしりとは違い、収穫する事が楽しく、
 
私も大はしゃぎで稲刈りをさせていただきました。
 
『楽しい、楽しい、私このほうが園長しているより、性に合うかも!』というと
 
『先生そんなら全部刈ってもいいですよ!』と、笑いながら言われました。
 
確かにこの広さですから、「楽しいではすまされないわ!」
 
私の感覚は遊びの感覚で、全部を刈り入れるとなったら苦痛でしかないかも~。
 
 
どの仕事も人の労苦の中にあることを改めて感じ、実りのなかで多くの感謝に出会いました。