3月19日 暖かな日差しに、桜の硬いつぼみも ゆっくり春の準備をしているように感ずる日
第101回の卒園式が行われました。
朝から緊張しながらも、希望に胸を膨らませている子どもたちと保護者が集まり
近くの小学校の教頭先生やたくさんな来賓の見守る中で、
子どもたちひとりひとりに保育修了証書と感謝状手渡しました。
サッカー楽しかったね 竹馬頑張ったね
みんなでいっぱい遊んだね
さるかにがっせんの劇をしたね
小さいおともだちにやさしくしてくれたね
お母さんの手づくりお弁当をおいしかったね
友達と一緒に遊び、自分の思いだけでなく、友達のために考えながら
『ひとりはみんなのために みんなはひとりのために』
育ちあう仲間づくりをした 幼稚園生活でした。
その心の広がりが 東日本地震で被災した人たちのために
おやつを我慢し、大切にしていたお年玉を義捐金として捧げてていきました。
『悲しんでいる人たちや、苦しんでいる人たちのために神様に祈って
巣立つ子どもたちに 困難を乗り越え、希望をもってたちあがるための
助ける人となるように』との祈りをこめて子どもたちをおくりだしました。
今回の災害で多くの幼い子ども達が、両親を失い、
「幼い女の子がママ、ママ」と叫びながら涙を流し続けていたそうです、
胸がつまります。
そして、何よりも怖い原発の事故です
幼い子ども達が犠牲になるのは耐えられませんが、
警察、自衛隊、消防署、東電の方々が命を賭けて食い止めるために
過激な任務をされる方々の御家族の気持ちはいかばかりかと
思うと感謝せずにはおられません。
被災した子どもたちや家族の方々のために心からお祈りし
私たちはひとりひとりが 『今できること』を 行う責任を感じます。