いしかわ動物園にいる国内最高齢のカバ「デカ」が 5 日 58 歳でなくなりました。
カバが 50 年以上生きるのはめずらしいと言われているようで、
人間で言うと100歳超だそうです。
「デカ」は若いころ、カバヤ食品がキャラメルのキャンペーンのために
アフリカから連れてきたそうで、 当時は「カバ子」と呼ばれていて
お菓子のキャンペーンガールとして全国を回っていたそうです。
年をとってからは長寿を祝い「デカばあちゃん」と呼ばれみんなに愛されてきました。
私はこのカバに特別な思いを持っています。
「デカ」はいしかわ動物園に来る前は卯辰山にあったサニーランドにいました。
その前身がヘルスセンターで、山の動物園として親しまれていました。
その当時の松本社長に頼まれ、父は動物たちの写真を撮って ヘルスセンターの
パンフレットやパネルを作っていました。
年をとってからは長寿を祝い「デカばあちゃん」と呼ばれみんなに愛されてきました。
私はこのカバに特別な思いを持っています。
「デカ」はいしかわ動物園に来る前は卯辰山にあったサニーランドにいました。
その前身がヘルスセンターで、山の動物園として親しまれていました。
その当時の松本社長に頼まれ、父は動物たちの写真を撮って ヘルスセンターの
パンフレットやパネルを作っていました。
そのため「デカ」は父に慣れていて、父が「デカ」と呼ぶと大きな口を開けていました。
わたしも父の手伝いと称して、一緒に動物たちを見に行っていましたが
父の声に反応する動物たちに驚いていたのを覚えています。
「デカ」は中でも一番父に慣れていて、父が声をかけるを、
水の中から顔を出し父に頭をなでられていました。
いしかわ動物園が「デカ」の長寿を祝ってイベントをしたおりの
パンフレットに父が撮った若い時代の「デカ」の写真が載っていたり
テレビでも父の撮って「デカ」の写真が紹介されたので
懐かしくなったのか『1度デカに会いたいね~』と父が話すようになりました。
しかし、体調をくずし願いをかなえることができずに父は亡くなってしまいました。
私はいしかわ動物園に出かけるとそんな父の思いが蘇り
「デカ」に父のことを話しかけていましたから
「デカ」の亡くなったという知らせはとっても悲しくショックでもありました。
飼育係の方が朝みたら「デカ」はプールの中でなくなっていました。
動物園の園長さんは「人間で言う大往生でした」と挨拶をされていましたが、
たくさんの人に親しまれた「デカ」らしく静かに息を引き取った姿に
「デカたくさんの思い出をありがとう。」と祈りたいと思います