砂場を掘ったら
エイの目玉が
十字架のついたスプーンが
海砂の下からねっこが
みんなさわらないでね
年少組が砂場を掘っていたら、ねっこがでてきたので大騒ぎとなりました。
その声に年長組の男の子たちが駆け付け
『なんかわからんから、掘ってみよう』 と掘って掘っていき始めました。
最初は砂だったのに掘るうちに粘土の様な黒い土にかわりました。
急に土になり、みんなは『粘土!』がでできたと言い始めました。
でも、物知りのY君は
『これ、粘土でないよ。断層で土が硬くなったんだ。その下の黄色いの海砂や』
と、深いところの黄色い砂を手にとって言いました。
えてきて
すると、隣のU君が深い砂の中から黒いものを見つけ
『これ海で死んだ人の眼玉かも』
『サメに食べられたエイの目玉や』
とみんな熱気むんむんの探検家のようでした。
その後深いところから十字架の付いたスプーンが変色して出てきました。
『恐竜時代かも・・・・・・』
『なら人間の骸骨もでるかも。こわぁ』
砂場からいろいろなものが出てきたのでみんな興味しんしんでした。
ちょっと生意気に目える年長組の子供たちは夢いっぱいで楽しんでいます。
私も子供たちの夢の世界で遊ばせてもらいながら
『この時代をたっぷり遊んでほしい」と思いワクワクしていました。