ゆり組さんは幼稚園時代の自分の顔を忘れないために、
鏡を見ながら自分の顔を描きました。
子ども達はなかなか自分の顔をじっくり見ることがないので、
絵を描くよりも顔を見ながら、お友達とおしゃべりが続きました。
「ホクロがある」
「俺ここ怪我した」
「前髪の長いし結んでいるげん。」
「鼻の穴もかかんと。」
みんなは楽しそうに自分を発見していました。
幼稚園生活を数えると、あと残すところ25日となりました。
園長は歳のせいか、この頃になると、
いつも嬉しいよりも寂しい思いとの戦いが始まります。
子ども達と別れるのが寂しいから
「時間よ止まれ!」
って心の中で叫び続けています。