空には入道雲がわき、太陽が白く輝いています。
気温もぐんぐん上がり正午には33度7分と上がりました。
まだまだ上がりそうな勢いです。
「とにかく暑い!」
かといって冷房にかぶりついていてもよくないから
外回りの仕事をすることに出かけましたが、もう我慢できない!
涼しい所、映画館に飛び入りました。
「山の話」です。
ところが始まってしばらくすると、映像が切れて、画面が真っ暗になったのです。
みんな画面を見てましたが誰一人動きません。
しばらく、客席を半分くらいうめているお客に沈黙が続きました。
誰もなにもせず、キュロキュロするだけでした。
やっと、中年の男性が立ち上がりました。
みんなに一様に安堵の雰囲気が流れました。
こんな時に率先して立ち上がるより、成り行きに任せてしまう自分と
同じ人の中で考えさせられました。
「子ども達には周りのために心を配ること伝えているのに…。」
大人になり他力になっていること反省しました。
「今復旧作業をしています。もう少しお待ち下さい!」 係員の案内がありました。
誰も文句も言わずに待ちました。
大人になって学習したことですから、忍耐することで仲間意識が生まれ
みんな静かに過ごしました。
「お待たせいたしました。只今より上映させていただきます」
なにごとも無く映画は始まりました。
内容は新聞社の戦士が時間と人と戦っているもの、共感しました。
帰りに係員の詫びの言葉に添えて、チケットが渡されました。
無料券でした。
映画以上にドラマチックで、こころに残る2時間でした。